2011年 07月 25日
7月31日(日)『棟梁が造るこだわりの自邸』現場見学会 |
【限定開催】7月31日(日)
『棟梁が造るこだわりの自邸』現場見学会を開催します。
自身の仕事に誇りをもつ職人は、一生の責任をもって仕事をしてます。木造の伝統構法は本来釘や金物を使わない、「柔」の構造でした。大工により刻まれた、仕口や継ぎ手で組まれた木組みの家は、しなやかさで地震や台風から人を守ったものです。先人の知恵に学び、本質をはずすことなく、新しい技術を取り入れていく。「剛と柔」「パッシブとアクティブ」「ハイテクと伝統」それぞれの特質を理解し、バランスよく取り入れること。それが本当の進化の形だと長島棟梁は言います。
この微妙な技は大工職人にしかできない。
▽車知継ぎ:柱を中心に、引き合う構架材で使う継ぎ手。繊細で精度の高い技術を必要とする為、プレカットではできない継ぎ手です。この仕事は更に、刻みの手順や穴のあけ方など熟練のノウハウと手間のかかる仕事で、大工さんの技術が問われます。
▽腰掛け蟻継ぎ:蟻継ぎは、蟻の頭のような形のほぞを用いた継手。男木を受け支えるために、腰掛けを設けた蟻継ぎ。腰掛けは、敷面とも呼ばれ敷面蟻継ぎとも呼ばれる。土台、大引き、胴差し、軒桁、母屋などの横架材の継ぎ手として、多く用いられています。
無垢の木は、木の種類や育った環境、手入れの仕方など、さまざまな要因によって一本一本個性が違います。目の前にある木が将来反るのかねじれるのか、そんな個性というか素質を慎重かつ適切に読み解きながら一本ずつ加工、組み立てていきます。
その無垢材を生かしたまま、柱や梁などそれぞれの役割を与えて組んだ骨組みは、隠してしまうのがもったいないほど美しい姿をしています。複雑な仕口や継ぎ手を多用し、強さを追求すればおのずと美しい骨組みが完成します。
構造見学会の見どころ
尺角の通し大黒柱は一見の価値あり。
大工さんの手刻みならではの継手・仕口による伝統的な工法。
ガッチリ組みあがった骨太な構造体。
梁と柱の仕口(しくち)は大入れ蟻掛け、梁の継ぎ手には金輪継手(かなわつぎて)、柱と土台・梁はコミ栓打ち・・・様々な技術が使われています。
駿河工房を代表する棟梁の一人、長島大工さんをご紹介。
(構造見学会のお施主さまでもあります。)
技の継承!『削ろう会』にも積極的に参加。日々向上心を持って仕事に取り組んでいる長島大工さん。これからも、もっといい家を造っていきたいと話しておられました。「職人は無口で、なんだかちょっと近寄り難い」というイメージをもたれている方は多いと思いますが、長島さんは、とても物腰が柔らかく、爽やかでお施主様にも人気がある大工さんです。
できあがりでは隠れてしまう棟梁の技をごらんいただくとともに、わたしたちの考える住まいの構造についてもご説明させていただきます。
______________________________________
今回は予約制です。必ずお申し込みください。
日時:7月31日(日)10:00~17:30
場所:静岡市駿河区池田
駐車場の関係等により今回は完全予約制になりますので、見学会をご希望の方は下の入力フォームにお名前・ご住所・お電話番号メールアドレス・ご希望のお時間をお手数ですがご入力して下さい。
※後日、地図をお送り致します。
ご予約はこちらから⇒ 【見学会予約】
駿河工房 松浦
『棟梁が造るこだわりの自邸』現場見学会を開催します。
自身の仕事に誇りをもつ職人は、一生の責任をもって仕事をしてます。木造の伝統構法は本来釘や金物を使わない、「柔」の構造でした。大工により刻まれた、仕口や継ぎ手で組まれた木組みの家は、しなやかさで地震や台風から人を守ったものです。先人の知恵に学び、本質をはずすことなく、新しい技術を取り入れていく。「剛と柔」「パッシブとアクティブ」「ハイテクと伝統」それぞれの特質を理解し、バランスよく取り入れること。それが本当の進化の形だと長島棟梁は言います。
この微妙な技は大工職人にしかできない。
▽車知継ぎ:柱を中心に、引き合う構架材で使う継ぎ手。繊細で精度の高い技術を必要とする為、プレカットではできない継ぎ手です。この仕事は更に、刻みの手順や穴のあけ方など熟練のノウハウと手間のかかる仕事で、大工さんの技術が問われます。
▽腰掛け蟻継ぎ:蟻継ぎは、蟻の頭のような形のほぞを用いた継手。男木を受け支えるために、腰掛けを設けた蟻継ぎ。腰掛けは、敷面とも呼ばれ敷面蟻継ぎとも呼ばれる。土台、大引き、胴差し、軒桁、母屋などの横架材の継ぎ手として、多く用いられています。
無垢の木は、木の種類や育った環境、手入れの仕方など、さまざまな要因によって一本一本個性が違います。目の前にある木が将来反るのかねじれるのか、そんな個性というか素質を慎重かつ適切に読み解きながら一本ずつ加工、組み立てていきます。
その無垢材を生かしたまま、柱や梁などそれぞれの役割を与えて組んだ骨組みは、隠してしまうのがもったいないほど美しい姿をしています。複雑な仕口や継ぎ手を多用し、強さを追求すればおのずと美しい骨組みが完成します。
構造見学会の見どころ
尺角の通し大黒柱は一見の価値あり。
大工さんの手刻みならではの継手・仕口による伝統的な工法。
ガッチリ組みあがった骨太な構造体。
梁と柱の仕口(しくち)は大入れ蟻掛け、梁の継ぎ手には金輪継手(かなわつぎて)、柱と土台・梁はコミ栓打ち・・・様々な技術が使われています。
駿河工房を代表する棟梁の一人、長島大工さんをご紹介。
(構造見学会のお施主さまでもあります。)
技の継承!『削ろう会』にも積極的に参加。日々向上心を持って仕事に取り組んでいる長島大工さん。これからも、もっといい家を造っていきたいと話しておられました。「職人は無口で、なんだかちょっと近寄り難い」というイメージをもたれている方は多いと思いますが、長島さんは、とても物腰が柔らかく、爽やかでお施主様にも人気がある大工さんです。
できあがりでは隠れてしまう棟梁の技をごらんいただくとともに、わたしたちの考える住まいの構造についてもご説明させていただきます。
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今回は予約制です。必ずお申し込みください。
日時:7月31日(日)10:00~17:30
場所:静岡市駿河区池田
駐車場の関係等により今回は完全予約制になりますので、見学会をご希望の方は下の入力フォームにお名前・ご住所・お電話番号メールアドレス・ご希望のお時間をお手数ですがご入力して下さい。
※後日、地図をお送り致します。
ご予約はこちらから⇒ 【見学会予約】
駿河工房 松浦
by surugaeigyou
| 2011-07-25 18:25
| 構造見学会